和傘部品の材料エゴノキを収穫するエゴノキプロジェクト、11年目も無事終了しました!
今年実施した作業は4つ。
①収穫 1.8mの長さで179本収穫できました。
②調査 去年設置した20m X 20mのシカ柵内で、エゴノキの切り株から盛んに萌芽したので、その数を調べました。
③シカ柵設置 去年のエリアの横に、10m X 20mのエリアを増やしました。
④植樹 実行委員会メンバーや岐阜市内の小学校で育てたエゴノキの苗をシカ柵内に植えました。
今年の収穫は苦労しました。本数は過去一番少ない179本。これまでの切り株からの萌芽枝がシカ等に食べられてしまい、新しいエゴノキが育っていないのです。そのため去年からシカ柵を設置。これが功を奏し、柵内ではすくすくと新しいエゴノキが育っています。しかしこれを和傘部品の材料として使えるのは10年後。それまでしばらくの間、他の森を探してエゴノキを収穫しつづけなければなりません。直径4〜6cmでまとまった本数が生えている森があれば、ぜひ情報提供をお願いしたいです。
この森ではしばらく育成を続けます。ここで11年関わり続けて生まれた人の輪も、これからも大切に育てていきたいと思っています。
久津輪 雅
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