エゴノキの種子採集 R2/9/16

 岐阜県立森林文化アカデミーの先生の指導の下、実行委員メンバーでエゴノキの種子採取を行いました。プロジェクトの新たな試みとして、今後植樹を視野に入れています。そのための実験的な種子採取です。

 エゴノキは果皮にサポニンという生き物には毒となる成分を含んでいます。このサポニンは昔石鹸代わりに使っていたという泡立つ物質だそう。つまり、鳥などに食べてもらい種子を運んでもらうのではなく、順調に熟した後実を落としてそこから子孫を残しているようです。ただ種子自体はおいしいようで、特に虫が好んで食べるようです。 なので、果皮がまだ残ってしっかり熟したものを手に入れる必要があります。

 当日は天候の関係で一般的な種子採取の時期より少し遅くなってしまった影響もあり、ほとんどの実が成熟しきって落ちてしまっていました。本来であれば熟した実をそのまま採取し、手で一つ一つ実を取り除いた種子を撒く予定でした。木にかろうじて残っていたものは数個。落ちてしまった種子を何とか拾い集め、水に浮かべて沈むものだけを選びプランタに植えました。数は113個。

来年はもっと早い時期に種子を採取します。 

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