試験伐採 in 恵那 R4/10/19

加藤さんと敷地内のエゴノキ。こちらは適寸なので切らせていただきました。

試験伐採を許可してくださった恵那市の加藤さんの山を実行委員メンバーで訪れました。

加藤さんは、春日井市の自然環境保全推進員、長野県の山田牧場にて野生植物研究会員として貴重な在来種を保護・増やす・子ども達への啓蒙活動もされています。元々植物を研究されていて、数年前の中日新聞で「エゴノキ」の文字を見てエゴノキプロジェクトや和傘ろくろのことを知り「敷地内のエゴノキが材料に使えないか?」と連絡くださいました。16年前から植物だけでなく在来種の昆虫(特に蝶類)を大事に保護し増やして自然に帰していらっしゃるそうです。「無くなったものは戻せない、減らしたら終わり、減ってから騒いでも遅い。」という言葉は耳に覚えがあり…熱い気持ちで自分の手の届くところから、なんとか未来に繋ごうと活動されている姿、そのバイタリティに勇気をもらいました。

エゴノキの母樹と、脇からまっすぐ伸びたエゴノキ達。こちらはもう数年成長を見守ります。
加藤さんに植え方も教えていただきました。斜面側からの雨水が溜まるように堀り、最後は枯葉や苔で優しく覆います

敷地に生えていたエゴノキを試験的に切らせてくださるだけでなく「オープンエリアではダメだけれど敷地の中であれば大丈夫なのでエゴノキ植えてください。」とありがたいお申し出があり、瓢ヶ岳産のエゴノキ苗を6鉢植えさせていただきました。

帰り道の軽トラの中で「今日加藤さんと会えてよかった、違う分野でも同じような気持ちで頑張っている人が居て、応援してくれて嬉しいね」と話しながら、私たちも手の届くところからでいいから、少しずつ原材料の未来の不安に向き合って、新田の森「和傘の森」だけに頼らず、できることを始めなければと決心する一日でした。

加藤様、エゴノキの試験伐採&植樹をさせていただきありがとうございました!

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