エゴノキの苗をロングポットに植え替えました!R7/05/29

5月29日(木) 曇り
エゴノキプロジェクト実行委員+アカデミーの学生さんや和傘職人さんなど10名以上が森林文化アカデミーに集合し、ポットの植え替え作業を行いました。

参加者の中には『和傘塾』の塾生もいましたが、この春から私、熊田は岐阜市内に新しく設立された、次世代の岐阜和傘職人の担い手を育成する『和傘塾』で勤務しております。塾生にとってもよい経験となるので、声を掛け一緒に参加してもらいました。

昨年採取した種を小さいポットで育てていましたが、苗が大きくなるにつれて根っこも太く長くなるため、より大きく成長するためにロングポットへ移し変えるという大切な作業です。

(左が今まで育てていた小さいポット、右が今回植え替えるロングポット)

東海テレビのニュース番組『ニュースONE』にて6月10日(火)にエゴノキプロジェクトの特集が放送されましたが、この日の活動も取材されました。

(植え替え作業を撮影されている様子)

今年は赤玉土をメインに肥料を加えて使用しました。全体に混ざるようにシャベルや手を使って撹拌。栄養が偏ってしまうのでしっかり混ぜてきます。

小さなポットからロングポットへ移し変えるときにもポイントがあり、作業前に柳沢先生からレクチャーを受けました。
小さなポットから土ごと取り出すと、根っこがびっしり。この根っこや苗を傷つけずに入れ替えないと今後の成長に影響してくるので、慎重さとやさしさが大切になってきます。

(ポットの植え替え方について説明をする柳沢先生)
(ロングポットにブレンドした赤玉土をある程度入れ、エゴノキの苗をその上から土ごとポットへ移し、さらに上から赤玉土を被せる、という手順で植え替える)

始めは時間が掛かっていた植え替えも、作業をしていくうちに慣れていきペースアップ。
この日の予定では朝から1日掛けて植え替える想定でしたが、たくさんの方が参加してくれたことにより2時間弱で終了。最終的には488鉢の植え替えが完了しました。

(植え替えた苗に水をたっぷりあげました)

植え替えた苗をここからさらに育てていくことになります。
いままで苗を長屋木工所で一括管理していましたが、今回は初めての試みとして参加者の中で分担し、各自成長を見守ることになりました。

私が勤める岐阜市の和傘塾の建物内でも現在1ブロック分育てていますが、順調に苗が伸びています。

今回植え替えた苗たちは、うまく育てば来年の秋に植樹予定です。 

熊田 吉代

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