新田の森で天然実生苗を採取しました!R5/5/22

今年も苗取りの季節がやってきました!

実行委員メンバーでエゴノキの天然実生苗を採取しに行きました。

美濃市瓢ヶ岳に向かう途中、道路に雪が降ったようにエゴノキの花が落ちていました。

エゴノキの実はヤマガラの大好物ですが、花の蜜を吸っているのは何の生き物なのでしょうか…

天然実生苗とは、森に自生するエゴノキの種から自然に生えてきた芽のことです。寒い冬などの過酷な環境を耐え忍んだ精鋭達です。今回はその苗たちを掘り、植え替え育てていきます。

この画像の中にもたくさんエゴノキの苗が映っています。

だんだん目が慣れてくるとエゴノキとその他の植物との見分けがすぐにつくようになります。

実行委員メンバーはもう慣れたものなので、四方に分かれてそのままでは食害や環境によって枯れてしまうであろう天然実生苗を採取していきます。

天然実生苗は母樹の下だけでなく、ヤマガラのふんからまとまって生えていたり、大きな石の下に流れ着いて生えていたり、種が運ばれた様々な場所に生えています。

丁寧に主根だけでなく側根も残すように採取すると後々の成長も生存率も上がるので、慎重に周囲の土も一緒に採取します。

丁寧に採取された苗は後の植え替えもやりやすいです。

この後ポットやプランターに植え替えて一旦、長屋木工所まで運びます。

和傘の森以外にも植樹をする場所が今後増えそうなので、例年よりも多く、おおよそ200苗を確保しました。

工場に運んだ苗を嬉しそうに眺める一男さん

まだひょろひょろしている苗たちですが、すくすく育ってくれるといいなあ…

今年の夏も暑くなりそうですが、水やり頑張ります!

切り株の上から芽吹いたエゴノキ。なんだか可愛いですね。

長屋 糸織

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