エゴノキの実を採取しました! R7/09/16

今年もエゴノキ種取りの季節がやってきました!
気持ちの良いお天気の中、実行委員+山の駅ふくべの皆さん、傘骨屋の前田健吾さん、和傘塾の塾生が新田の森に集まり、エゴノキの実を採取しました。

(小さく丸い粒がエゴノキの実)

エゴノキの実は枝からしなだれるようについており、高いところにある実をどのように採るとよさそうか現場で相談。
今回山の駅ふくべの皆さんがブルーシートを用意してくださったので、枝を揺らしたり下げたりしてどんどん採取していく方法をとりました。

今回の作戦がうまくいき、想定していた作業時間がとても短縮され30分もかからず3000個以上の種を取ることができました。

(大小様々な実が採れました!)

採取した後は、種を採った幹や大きさごとに数を数え選別していきます。
熟している実の種が最高とのことで、ヘタを取っての見分け方も教えてもらいました。

(↑ まだ熟していない実)
(↑ 熟している実。ヘタを取ると中の種が見える)
(当日の参加者全員で一粒ずつ選別していきます)

選別した小さな実は実生苗として育ってくれることを願い、シカ防護柵内の実生苗が少ない場所に撒きました。実を撒いたときはまるで花咲か爺さんになったような気分に。

(小さい実を撒いている様子。小さすぎて見えませんが…)

持ち帰った実は乾燥させ中から種を取り出し、発芽するようプランターなどで育てていきます。元気に芽を出してくれますように!

(乾燥させた実が自然にはじけて中から種が現れます)

【おまけ】
種取り後に昨年シカ防護柵を設置したAエリアの上の方へ足を運んだところ、植樹した苗以外にも母樹から落ちた種で成長した実生苗も多く見られました。
杣の杜学舎や山の駅ふくべの皆さんが日頃の作業で発見し、ピンクテープで目印をつけてくれていました。ありがとうございます!
萌芽を害獣に食べられることなくすくすく育っている様子を見て、シカ防護柵設置の効果を実感できた瞬間でした。

熊田 吉代

(ピンクテープをつけているものがエゴノキ)
by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です